消火器とは?

一番一般的に知られている消防設備であろう消火器
そのため、間違った認識のされ方をしてしまっていることも事実。
消火器の基本的な使い方は初期消火のみであり、その消火方法は上の画像のような広く知られている粉末式ABC火災用消火器においてその消火作用は窒息である。

広い燃焼範囲には全く効果がない。
壁や上部の火災にも効果はない。
水をかけたほうが早い。

まず、自分の身長よりも高く、広く燃え上がった炎に対しては全く効果がないものと認識してほしい。ABC火災というのは、

A 普通火災
B 電気火災
C 油火災

これらすべての火災に適応できるため、安価で広く用いられている。
電気や油火災は水などで消火すると感電や燃焼範囲を広げることになり、二次災害を招く。
ただし、紙や段ボールなどの普通火災の場合には水をかけたほうが効果的である。

また、点検業務において最も不良個所として指摘が多いのも消火器である。

一般住宅を除いたほとんどの建物に設置が義務付けされているために、認知はされてしても軽視されているのも事実。
しかし、古い消火器の間違った使い方により死亡事故まで起きていることはあまり知られていない。

古い消火器。言い方はアバウトだが、要は容器に加圧して粉末の薬剤を保存している。
消火器の中には屋外に設置されているものももちろんある。

古くなれば錆がでてくるのも当然ある。
錆ついた消火器をいざ火災だ!と黄色い安全栓を抜き、ホースを火元に向け、レバーを強く握る。

その瞬間、消火器はロケットのように錆びた底から一気に圧力がかかり薬剤をまき散らして噴射。
勢いよく使用者の顔面に衝突し使用者は死亡した。


点検で不良とされていた消火器がそのままになっていたのか。
点検自体を怠っていたのか。
点検業者が見落としていたのか。

それらは明らかではないが、実際起きている事故である。


学校などでも安全栓が抜かれていたり、生徒がいたずらするという理由で別場所に保管してあったりと、実に多い。
消火器には歩行距離20メートルごとの設置というのが前提にある。

前述したように初期の火災にしか使えないのである。


実際の火災では一分一秒の初期活動が被害を作用する。
そこにあるはずのものとして、消火器の表示をすることも義務付けられている。

だが、設置場所から動かしてしまえばせっかくの消火器表示もあるはずのものがないと、余計なパニックを引き起こしてしまうのではないだろうか。


消防法の改正で2011年より前の旧規格消火器の製造と設置は禁止とされ、既存の設置されている旧規格消火器は2021年までの猶予が与えられ廃止となる。
消防からは10年を経過した消火器は新規格のものに交換していくようにと指導があった。


火災から身を守るためのはずの消火器が危険というのはあってはならないことである。
なお、リサイクル法で勝手には廃棄できないため、古い消火器を廃棄する場合には業者もしくはホームセンターなどで廃棄してくれるサービスもあるので有料だが処分しましょう。




・消防法の矛盾

消火器の設置基準で変電室や屋外キューピクルなどには設置が義務付けられている。
大容量の電気を扱うため、電気火災が起きたときに初期消火を行うためがその理由であるが、実際変電室やキューピクルには専門の人間以外は立ち入らないように鍵がかけられている。

キューピクルで火災があって、キューピクルの中に消火器があってはわざわざ危険な場所までいき、消火器を手にとらなければ消火できない。
ならば設置基準として、キューピクルの外、変電室の入口付近と設置基準を改正すべきではないか?

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